先日、建設業関連の研修に参加してきました。
目的は、法改正などの再確認と業界の現状の情報収集。
行政の職員の方をお招きしてのこの研修は、職員の方の生の声もお聞きできる貴重な機会です。
一通り法改正など確認した後は、建設業法令遵守の活動のお話。
毎年行われている行政機関による建設業者への立会検査。
実際のところ、どれくらいの事業所で行われているのか、
そして、検査後の処分等の実態はどうなのかなぁ?とちょっと疑問ですよね。
平成28年度は、中部管内では、大臣許可業者や知事許可業者など合わせて80件ほど立入検査が実施されたようです。
全国では840件ほど。(HPでも紹介されています)
多いのか少ないのか判断しかねますが、年々増加傾向のようです。
そして、立会検査の結果、許可停止・営業停止・指示・勧告などの処分を下されている事業所の数は、全国で224件。
すべての人の生活に切っても切れない建設業者の方々の功績。
恩恵にあやからずにはいられない私たち。
なので、やはり法令遵守のうえ、安心安全にお願いしたいですよね。
社会保険未加入対策調査の立入も多く実施されています。
こちらもすでに定着してきてはいますが、まだまだの事業所も。
働き方改革など何かと注目されがちな建設業。
働く人にとってしっかり制度の整った環境を整えることはこれからの業界にとっても大きな意味を持ってくると思います。
もちろん社会保険の加入に伴う費用の増加は経営に大きくのしかかってきますが、
そこを含め、今後国の対策ももっと確固たるものにしていってほしいものですね。